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皇帝ペンギンが羽の生え変わりで命の危機!? 海氷減少の影響とは

2026 3/12
生き物・自然
2026年3月12日
🕑この記事は約5分で読めます
シルミー

はかせ、ペンギンって羽が生え変わる時に海に入っちゃいけないの?

はかせ

よく知ってますね! 実は皇帝ペンギンは年に1回、全身の羽を一気に生え変えるんですが、この4週間は海に入れないんです

皇帝ペンギンにとって、羽の生え変わりは命がけの儀式だ。ところが最近、南極の海氷が減少したことで、この儀式が予想外の危機に直面している。水曜日に発表された研究によると、気候変動がペンギンたちを小さな氷の上に追い込んでいるという。

目次

なぜ羽の生え変わりに4週間もかかるの?

羽を生え変え中の皇帝ペンギンの群れ
Photo by SOHAM BANERJEE on Unsplash

全身の羽を一度に脱ぎ捨てる理由

皇帝ペンギンは他の鳥と違って、羽を少しずつ生え変えるのではなく、年に1回、全身の羽を一気に脱ぎ捨てる。この現象を「破局換羽」と呼ぶ。

なぜこんな大変なことをするのか。南極の厳しい環境で生きるには、羽の防水性と保温性を常に完璧に保つ必要がある。羽が古くなると、その性能が落ちる。だから一気に全部新しくするわけだ。

ただし、新しい羽が生えそろうまでは防水機能がゼロになる。つまり4週間は絶対に海に入れない。海に入れば体温が奪われ、命を落とす。

じっと動かずに耐える日々

羽の生え変わり期間中、皇帝ペンギンは「定着氷」と呼ばれる海岸に固定された氷の上で過ごす。この氷は陸地や氷棚につながっていて、波で流されない安定した場所だ。

ペンギンたちはここでじっと動かず、体内に蓄えた脂肪だけで生き延びる。体重の3分の1以上を失うこともある過酷な時期だ。人間で言えば、1ヶ月間何も食べずに過ごすようなものだ。

南極の夏が勝負の時

皇帝ペンギンの羽の生え変わりは、南極の夏(12月〜2月)に行われる。この時期を選ぶのは、気温が比較的高く、新しい羽が早く乾くからだ。

研究者たちは長年、この儀式を観察してきたが、最近になって異変に気づいた。定着氷そのものが急速に減少しているのだ。

海氷減少が皇帝ペンギンを追い詰めている

南極の定着氷と海
Photo by Gail Frederick on Unsplash

定着氷が姿を消した2023年

2023年の南極の夏、観測史上例を見ないことが起きた。南極大陸を取り囲む定着氷の面積が記録的な低水準に落ち込んだのだ。

英国南極調査局の研究チームによると、皇帝ペンギンのコロニー(繁殖地)の約3分の1で、羽の生え変わりに必要な氷が不足した。氷が薄すぎたり、早く溶けたりして、4週間持ちこたえられなかったのだ。

一部のコロニーでは、羽の生え変わり途中に氷が崩壊し、防水できない状態のペンギンが海に投げ出される事態が確認された。

衛星画像が捉えた悲劇

研究者たちは欧州宇宙機関の衛星「センチネル2」を使って、南極全域のペンギンコロニーを監視している。高解像度の画像を解析すると、氷の上に密集するペンギンの群れを見分けられる。

2023年の画像では、いくつかのコロニーでペンギンの数が前年比で50%以上減少していた。氷が早く溶けたせいで、羽の生え変わりを完了できなかったペンギンが大量に死んだと考えられている。

気候変動との明確なつながり

南極の海氷面積は年ごとに変動するが、2016年以降、明らかな減少トレンドに入っている。地球温暖化によって、南極周辺の海水温が上昇し、氷の形成が遅れたり、溶けるのが早まったりしているのだ。

研究チームのリーダー、ピーター・フレットウェル博士は「皇帝ペンギンにとって、定着氷は命綱です。その命綱が細くなっている」と警告する。

皇帝ペンギンの未来はどうなる?

氷の上に集まる皇帝ペンギンのコロニー
Photo by Andrew D on Unsplash

別の場所への移動は難しい

皇帝ペンギンは何世代にもわたって同じコロニーに戻る習性がある。生まれた場所に強い愛着を持ち、そこで繁殖し、羽を生え変える。

だから氷が減っても、簡単に別の場所へ引っ越すことはできない。一部のペンギンは新しい氷を探して移動を試みているが、そこに適切な餌場があるとは限らない。

繁殖への影響も深刻

羽の生え変わりだけでなく、繁殖期にも定着氷が必要だ。皇帝ペンギンは南極の冬(6月〜8月)に卵を産み、氷の上でヒナを育てる。

もし氷が早く溶ければ、ヒナがまだ泳げない段階で海に落ちてしまう。2022年には、ベルリングスハウゼン海のコロニーでヒナ約1万羽が全滅する事態が起きた。

2050年には個体数が半減する予測も

複数の気候モデルを組み合わせた予測では、2050年までに皇帝ペンギンの個体数が現在の半分以下に減少する可能性が指摘されている。

現在、世界には約60万羽の皇帝ペンギンが生息している。しかし、南極の氷が減り続ければ、今世紀末にはさらに激減するかもしれない。

一方で希望もある。一部のコロニーでは、氷棚のクレバス(割れ目)の奥など、より安定した場所を見つけて定着する動きも観察されている。ペンギンの適応力に期待がかかる。

シルミー

ペンギンたち、なんとか生き延びてほしいな…

皇帝ペンギンの運命は、南極の氷とともにある。そして南極の氷は、地球全体の気候と深くつながっている。彼らの未来を守ることは、私たち人間の選択にかかっているのかもしれない。

参考文献:
Shrinking fast ice is disrupting emperor penguins’ four-week summer molt
出典: Phys.org

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生き物・自然
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