MENU
  • テクノロジー
  • 人体・医学
  • 宇宙・天文
  • 歴史・考古学
  • 生き物・自然
  • 検索 🔍

ジャンル

テクノロジー 人体・
医学
宇宙・
天文
歴史・
考古学
生き物・
自然
すべての
記事

特集

身近な「なぜ?」電線の鳥はなぜ感電しない? など› 新しい研究のニュース元の論文で確かめた最新の発見›

動画とSNS

YouTube X Instagram TikTok

このサイトについて

運営者情報› 編集方針と訂正› お問い合わせ› プライバシーポリシー›

© Shirmee

Shirmee/シルミー
知りたいを満たす
  • テクノロジー
  • 人体・医学
  • 宇宙・天文
  • 歴史・考古学
  • 生き物・自然
  • 検索 🔍
Shirmee/シルミー
  • テクノロジー
  • 人体・医学
  • 宇宙・天文
  • 歴史・考古学
  • 生き物・自然
  • 検索 🔍
  1. ホーム
  2. 歴史・考古学
  3. レオナルド・ダ・ヴィンチの一族は今も続く 男系の子孫15人をたどった

レオナルド・ダ・ヴィンチの一族は今も続く 男系の子孫15人をたどった

2026 10/02
歴史・考古学
2026年5月5日2026年10月2日
図書室の机に開かれた古い書物と、立ちのぼるDNAの二重らせん
🕑この記事は約6分で読めます

編集・パクト

レオナルド・ダ・ヴィンチの生物学的なルーツを探ろうと、イタリアの研究者たちが膨大な記録を掘り起こしてきた。

レオナルド本人のDNAはまだ手に入っておらず、いま分かってきたのは、彼と血のつながる一族のY染色体の手がかりだ。

目次

30年がかりの家系図づくり

1331年から続く家系図

この家系を調べてきたのは、レオナルドの生地であるトスカーナの小さな町ヴィンチに本拠を置くレオナルド・ダ・ヴィンチ・ヘリテージ協会のアレッサンドロ・ヴェッツォージとアニェーゼ・サバートだ。

二人は30年にわたる研究で、古い記録や公文書から、1331年にさかのぼるダ・ヴィンチ家の家系図を復元した。

家系図は現代まで21世代に及び、登場する人物は400人を超える。そのうちダ・ヴィンチ(ヴィンチ)姓の人物は219人で、男性119人、女性100人だった。

国境を越えて結集した研究者たち

家系図を整えるだけでは、もちろんレオナルドのDNAには近づけない。生物学的な解析を取りまとめているのは、フィレンツェ大学生物学部長のダヴィッド・カラメッリ教授だ。

カラメッリ教授は、法医学人類学者のエレナ・ピッリと協力して、子孫6人のDNAを解析した。

プロジェクトのディレクターは、ロックフェラー大学のジェシー・H・アウスベルだ。

カリフォルニアのJ・クレイグ・ヴェンター研究所やフィレンツェ大学が参加し、ニューヨークやワシントンの財団が支援している。

このDNAプロジェクトが始まったのは2016年だ。

男系の子孫15人

家系をたどり直した結果、レオナルドの父セル・ピエロと異母弟ドメニコ・ベネデットから直接、男系で続く現代の子孫15人が浮かび上がった。

そのうち6人がDNA解析に協力した。

Y染色体で確かめた男系のつながり

青く光るDNAの二重らせんの拡大図

Y染色体が父から息子へ伝わる仕組み

Y染色体は、父から息子へほとんど変わらずに受け継がれる。プロジェクトは、この性質を利用してY染色体をたどっている。

15世代を貫く一致

6人の協力者のY染色体を比べたところ、複数のセグメントで一致が確認された。これは、ダ・ヴィンチ家に少なくとも15世代にわたる男系の血筋が続いていることを裏づける結果だ。

ただし、この15人は、レオナルドの父セル・ピエロと異母弟ドメニコ・ベネデットを通じて男系でつながる人たちだ。

キク

ダ・ヴィンチ家の墓所には、だれが眠っているとされているんだろう?

ヴィンチの教会に眠る骨

家系の追跡と並行して、ヴィンチのサンタ・クローチェ教会では、ダ・ヴィンチ家の墓所を調べる発掘がフィレンツェ大学と協力して進められている。

ここには、レオナルドの祖父アントニオ、叔父フランチェスコ、異母弟のアントニオ、パンドルフォ、ジョヴァンニといった近親者が眠っているとされる。

人類学者のアレッサンドロ・リガとルカ・バケッキが現地で骨片を回収し、一部は放射性炭素年代測定にかけられた。レオナルドの親族と年代が合う1個体は、すでにパレオゲノム解析も受けている。

初期の分析では、この個体は男性とみられている。

カラメッリ教授は「抽出したDNAが十分に保存されているかを判断するには、さらに詳しい分析が必要だ。結果に基づき、Y染色体の断片を現在の子孫と比べる分析に進める」と話している。

あわせて読みたい
1859年に北極で見つかった白骨、子孫のDNAで水夫の名前が分かった 1859年に北極で見つかったフランクリン隊の白骨が、姉の家系をたどった子孫とのミトコンドリアDNAの一致から、水夫ハリー・ペグラーと特定されました。書類と服装が食い違っていた謎は、どう解けたのでしょうか。

レオナルド本人のDNAは復元できるのか

骨のDNAは残っているのか

骨から抽出したDNAがどの程度保存されているかは、まだ確かめられていない。骨のY染色体が現代の子孫と一致すれば、歴史記録と家系の復元を裏づける材料になる。

手稿に残る痕跡の可能性

骨のY染色体が現代の子孫と一致すれば、手稿や作品に残るレオナルド本人につながる生体の痕跡を分析し、DNAの再構成につなげられる可能性もある。

アウスベル氏は「ページに残った小さな指紋ひとつにも、配列を読める細胞が含まれているかもしれない」と話している。

生物学的なルーツを、慎重に読み解く

ヴェッツォージ氏は「レオナルドのDNAを取り戻すことで、並外れた視力や創造性の生物学的なルーツ、さらには健康や死因の一部まで理解できればと考えている」と話している。

ただし、発表で語られているのは、これからDNAを調べる計画と目標であり、レオナルドの才能が遺伝子で説明できたという結果ではない。

30年にわたる成果は書籍『Genìa Da Vinci. Genealogy and Genetics for Leonardo’s DNA』にまとめられ、2026年5月に発表された。

全21章で、歴史・地理・家系の証拠からレオナルドが育った環境を探っている。

本では、ヴィンチの村と城でダ・ヴィンチ家の家が7軒確認され、うち2軒はレオナルド自身が所有していたことが示された。

祖父アントニオがスペインのカタルーニャとモロッコの間を行き来する商人だったことや、母カテリーナが裕福な銀行家に仕える奴隷だった可能性も示されている。

ヴィンチのブラッチ家と呼ばれていた古い建物の暖炉の上では、約80×70センチの木炭画が見つかった。

ヴェッツォージとサバートが『ユニコーンドラゴン』と名づけたこの絵は、らせん状の角や翼、蛇のような尾をもつ空想の生き物を描いており、1470年代の既知の素描との比較から、若き日のレオナルドの作品ではないかとされている。

ただし、さらなる科学的な分析と修復が予定されていて、結論は出ていない。

本は、レオナルド自身が遺伝をどう考えていたかも扱っている。食事や血、親の行動が子に影響すると考えていた可能性があり、エピジェネティクスに通じる発想を先取りしていたかもしれないという。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、およそ500年前の人物です。

キク

レオナルド・ダ・ヴィンチの才能の遺伝子が分かったわけじゃなくて、本人のDNAを調べるのはこれからなんだね。

参考文献:
Vezzosi A, Sabato A. The New Genealogical Tree of the Da Vinci Family for Leonardo’s DNA. Human Evolution, 2021; 36(1-2). DOI: 10.14673/HE2021121077
Human Evolution 原論文(家系研究)
The da Vinci bloodline is unlocking the genius’s genetic secrets(ScienceDaily)

YouTubeでも配信中!チャンネル登録よろしくね!
歴史・考古学
歴史 考古学 遺伝子
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • 髪の毛より細い銅線をレーザーで「プラズマ」に 電子がはがれていく一瞬を追った
  • 1億年以上前に分かれた蝶と蛾、警告色の模様に同じ遺伝子を使っていた

この記事の編集者

パクトのアバター パクト

科学メディア「シルミー」の運営者。子供の頃から宇宙や生き物の図鑑を読みあさり、大人になった今も科学ニュースを追いかける日々。海外の学術メディアから面白い研究を見つけて、日本語でわかりやすく届けることをライフワークにしています。

関連記事

  • 岩の洞窟の内側から見た、緑の草木と岩場の広がる外の景色
    ネアンデルタール人の肩甲骨に残る円い穴 木の槍で胸を突かれた跡か
    2026年10月31日
  • ジュラ紀の湿地のほとりの地面を走る、カラスほどの大きさの初期の鳥のイラスト
    初期の鳥がみな空を目指したわけではなかった ジュラ紀の飛べない鳥
    2026年10月26日
  • 遠くの海に灰色の噴煙が上がる、縄文時代の海辺のイラスト
    縄文時代の巨大噴火のあと、人口が減った地域と増え続けた地域があった
    2026年10月18日
  • 白亜紀の川辺で、灰色の火山灰の混じった川底の砂に半分埋まった二枚貝
    福井の恐竜の地層の貝殻に、1億2000万年前のキチンが残っていた
    2026年10月15日
  • 石灰岩の崖の下の岩陰に置かれた木の槍と樹皮のトレー、たき火の跡
    石灰の型や炭で残ったネアンデルタール人の木の道具 槍のほかに樹皮のトレーや棍棒も
    2026年10月12日
  • ティラノサウルスの化石の歯
    ティラノサウルスは冷血だったのか 化石の歯が示した体温は約36℃
    2026年9月22日
  • 海底に沈んだ潜水艦のイラスト
    第一次大戦で沈んだ潜水艦から、109年たった今も爆薬の成分が海にしみ出していた
    2026年9月15日
  • 氷に囲まれたフランクリン隊の船エレバス号を描いた油彩
    1859年に北極で見つかった白骨、子孫のDNAで水夫の名前が分かった
    2026年9月12日
シルミーの動画YouTubeで見る
  • 【太陽は燃えていない!?】なぜ太陽は46億年も光り続けられるのか?のサムネイル【太陽は燃えていない!?】なぜ太陽は46億年も光り続けられるのか?
  • 誰も見たことがない地球の中心を、人類はどうやって知ったのかのサムネイル誰も見たことがない地球の中心を、人類はどうやって知ったのか
  • サバンナでなぜシマウマだけ縞なのか 〜150年解けなかった模様の理由〜のサムネイルサバンナでなぜシマウマだけ縞なのか 〜150年解けなかった模様の理由〜
ショートも見る
人気記事
  • スコッチのテープ台にのったセロハンテープ
    セロハンテープをはがす音の正体は、小さな衝撃波の連続だった
  • 密林の道にとぐろを巻く巨大ヘビのイラスト
    インドの炭鉱から、全長11〜15メートルと推定される太古の巨大ヘビ
  • 固まった溶岩の地表に走る裂け目
    「大西洋のグランドキャニオン」と呼ばれる海底の谷が、途中で育つのをやめた理由
  • 緑の背景に描かれた微生物のイラスト
    細菌でがんを内側から攻める130年来の夢、細菌に「点呼」を教えた第一歩
  • 赤銅色に染まった皆既月食の月
    皆既月食の月が赤い理由 次に日本で見られるのは2029年元旦
Shirmee

知りたいを満たす科学メディア

宇宙・テクノロジー・人体・歴史・物理・生物など幅広い科学トピックを、わかりやすく深掘り。最新の研究や発見を、知的好奇心を刺激する記事でお届けします。

カテゴリー
  • テクノロジー
  • 人体・医学
  • 宇宙・天文
  • 歴史・考古学
  • 生き物・自然

キャラクター紹介

キク
キク

長い耳で、なんでも聞きたがるウサギ。気になる穴を見つけたら、すぐ首を突っ込む。

SNS

X YouTube Instagram TikTok
  • 運営者情報
  • 編集方針と訂正について
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ

© Shirmee/シルミー.

目次
X YouTube Instagram TikTok